フランス的緊急x２？

さて、うちのムスメはフレンチスクールに通っているのですが、今年持ち上がっている話題がなんと、毎年学費が「最低」１２％値上がりしていくという新しいシステム。
父母会の試算によると、最悪３年後には現在よりも１００％高い金額になってしまうのだとか。

そこでフランス人ならどう対応するか？！、、、といえばのストライキ。
「緊急！緊急！父母会より」というタイトルのメールで通知されました。（緊急２コもついてますよ…）
今回は先生や学校ではなくて、親がストライキして値上げ決定に反対、１日子供を学校に連れて行かない、というアクションを起こすのだそうです。




…むー。
ケチな管理人的には、１日休んだらその分学費が損するじゃないかと思うんですが、デカデカボールドの文字で「子供は家で待機させて下さい！」と書いてあるので、生真面目なニホンジン的にはどう対処するべきか悩んでいます。

特にうちのムスメのクラスの先生は、ストライキに反対で、今までそれを理由に休んだ事の無い方であるだけに、よけいしたくないんですよね…。私のキライなストライキ。
でも、ヨーロッパ的には「所詮アジア人」な管理人が右へならえしなかったら、それこそ子供がどんな目で見られるのだろうかと思うとしないわけにもいかないし。
劣等人種（苦笑）としては「宅はブルジョアざますから、学費が上がってもなんてことはこざいませんわよ♪」って、こんな時にこそ金持ち気取ってみようかしら？！

…もっとも周りのマラケシュのフランス人の皆様はそんな事にはビクともしなさそうなお金持ちばかりなので、実際学費にも困ってしまうようなシモジモのために、彼等がどういうリアクションを取る事になるのだろうかという事の方が気になっていたりして。

個人的には学費が安いに越した事は無いけれども、それが義務であり、またかつ自分がその学校に子供を通わせたいと思うなら、他の何を我慢してもそこに通わせようと思うタイプなので、別に学費の値上がりそのものにめくじらを立てようとは、本当に思っていないのです。

が。

それにも１つ条件が。
まず、先生にしろ何にしろ、しょっちゅうストライキだ会議だと言っては１日だったり半日だったり休みにするの、やめてもらいたいんですよね…。
でもって、チャイムと共に授業終了。終了後は業務外です、というわけで子供の質問にも答えないような「仕事」とプライベート？の区分けも止めてもらいたいんですよね。
（別にどの先生もそう、というわけではないんですが）
ついでに言うと、フランスのバカンスもモロッコの祝日も休みだなんて、いつ勉強するんだ？って感じなんですけど…。

フランスに留学していた会社の日本人スタッフに、「学費が倍になっても、先生がちゃんと放課後に生徒の分からない質問とか聞いてくれて、日本みたいに補習とかしてくれて、でもってストライキとかしないでくれるっていうんだったら、学費倍でも納得するんだけどどうなるのかな？やっぱり今のまま単純に学費だけが上がるんだと思う？」とグチってみたら、答えは当然「フランス人なら、やっぱり今のまま学費だけ上げるんだと思います♪」でした。

…やっぱり？（苦笑）