2009年 03月 24日
カサブランカ
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断続的に続いていた移動を伴う仕事の最後の仕上げは、朝5時マラケシュ発の、カサブランカ日帰りでした(苦笑)
本当は撮影をする予定だったのですが、この日はものすごい霧で、ワルザザートからやってくるお客様の飛行機は大幅に遅延。(でも飛んでくれて良かった…)お天気もパッとしない、、という事で、いさんで出張したものの、結局カサブランカ市内観光とお買い物、というパターンに。
このとき、今まで「別にわざわざカサブランカで民芸品の買い物なんかしないしさ」という訳で近寄らなかったハッブース街に、お客様をご案内〜。
あいにく日曜日でしたので、お店のほとんどは閉まっていましたが、それでもお買い物をするには十分な数のお店が開いていたので、早速お土産選びスタート。
ひとまず開いている店を中心にざっと歩いてみたのですが、開いているお店を見ている限り、どうもいずれもスース地方(アガディール周辺)の人の店に違いないぞ?と思われるような品揃えのお店ばかり。あ、あそこの店主は絶対ティネリール!!
…といった具合に、どうやらベルベル人のお店ばかりなのです。
しかも品揃えは、タフロウトやティネリールで買う事のできるその地方のデザインのものの中でも割と質の良いものが。さらに言えば、地元でも見かけないような民族衣装とかが、お土産としてでなく、普通に軒先に掲げられたりしていてびっくり。
田舎では、たとえ別な村にお嫁に行っても、自分の村の伝統衣装を変えたりしないのがベルベル人女性ですが、それがなんとカサブランカでもかたくなに自分の村のスタイルを守っている女性がいるのですね!
時代や生活が変わっても、変わらない伝統のかけらが、大都市カサブランカの市場にもまだ見られるのかと思ったら、なんだかとてもうれしくなってしまいました。
せっかくだから家族のお土産に、ティネリールバブーシュの良品でも買っておいてあげれば良かったと思いつつ、それはまたの機会のお楽しみに。
お客様と空港でお別れした後は、周り中すっかり緑の絨毯&お花畑状態の風景を眺めながら高速道路で一路マラケシュへ。(一般道路より、高速の方がこのルートに限って言えば眺めが良いのですよね〜)
速度が早いので、あまりきれいなお花畑の写真は撮れませんでしたが、この季節は本当に単純な移動でさえ特別な旅行でもしに来たのではないかと思うくらいきれいなので退屈なし。
次にゆっくりできる週末には、ぜひエッサウィラ方面の緑に癒されたいものです。
by mayoikata
| 2009-03-24 07:05
| モロッコ国内の旅