馬の国際見本市２

さて、この見本市は、やはり「見本市」なので、たくさんの馬具会社さんや、モロッコ国内の地域がそれぞれの馬にまつわる話題を展示していたりしていました。
そしてもちろん、アラブ馬や、バルブと言われるモロッコの馬など、ナマの馬も（笑）
その他、馬の品評会もたくさんの観客の前で行われていましたが、管理人的に「美しいアラブ馬」そのものにはまるで興味が無いので、ちょっと見ただけで素通り（笑）もちろん、生産者やその家族達は熱狂的に見守っていたわけなのですが。
その他、どうやらポロの試合なんかもやっていたようで、まさに「馬にまつわる全て」が集まっていたのですね。
…ただ、管理人的には、「モロッコじゃないもの」には興味ナシなのでそこも素通りだったわけですが。

テーマはすっかり「モロッコの文化と馬」な管理人の目を引いたのは、軍の展示。
王様の衛兵の歴代の服装やら、今の服装の展示品などがあって興味シンシン。各国の王家も、昔の習慣やら服装やらをどこかに残しているのですから、それだけでも意味があるよなぁなどと思ってしまう右翼なyama-san。

そんな中でも美しくてうっとりだったのがこちらです〜。
まぁ〜♪なんてすばらしいこの仕事！！今にもスルタンの号令が聞こえてきそうではありませんか。まるで「キングダム・オブ・ヘブン」の時代に戻ったような代物です。
どうやら個人のコレクションのようなのですが、こんなアイテムをコレクションしている方って一体…。一度ぜひ、そのコレクションを拝見させていただきたいっっっ、と、思わずガラスにはりついて見つめてしまいました。
（そういえば先日またスークの中で欲しいと思っていた金貨をみつけてしまい、物欲の固まりに（笑））





もう一つとても面白いなぁと思ったのが、こちらの「馬の背中に付ける担架」です。
日本人として、こんなものがあるんだ、という正直な驚きにつつまれました。世界にはまだ、ヘリコプターと救急隊だけじゃない世界があるのですね…。

同じような担架は、憲兵（広域警察）の所にもあったのですが、いや本当に、様々な理由からヘリコプターなんか飛ばせないような国や地域では、まだまだ森の奥やら砂漠の果てで、生き物たちが活躍しているのですね。

モロッコでもまだまだ町中でロバやらラバやら馬やらがコキつかわれていますが、彼等も、ファンタジア用とか観賞用とかで飼われている馬の1/10くらいでいいから、もう少し愛を持って飼われてもらいたいなぁと思ってしまいました。