2012年 10月 14日
「地球千年紀行」
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正直、放送よりも番組の宣伝の方が遅い事のが多い管理人ですが、今回ばかりはぜひとも出来る限り多くの方にご覧いただきたく、早めに宣伝です!
さて、先月約3週間に渡って撮影を行いましたBS TBSの「地球千年紀行」の放送が、1本目は10月28日、2本目は11月25日と決まりました。
実はどこの業界にもいろいろ「大人の事情」がありますが、この番組は、出演者で企画者の月男先生と、スポンサーであるパナソニックの強い意向で、テレビ局側が一切口を挟まずに制作されている希有な番組です。
そんな事情もあって、局側は宣伝してくれないというかなりマイナーな番組ですが、現代社会が抱えている数々の問題の解決方法への知恵を、各国の先住民の知恵の中から探していくという趣旨の番組で、モロッコからは南部モロッコのベルベル人の生活から紐解いてみる事になりました。
今回のロケでは、ネタを見つけてきてアレンジした自分でも驚いてしまうくらい、よくもまぁこんな古い伝統が残っているものだというような、一般モロッコ人
でもかなり驚きの古い伝統をご紹介する事になりますので、モロッコフリークの皆様には特におすすめ!
「これは最悪…」と思う事も日常にたくさん有るモロッコですが、それでもこんな素晴らしさがあるから大好きなんだよ…と言わせてしまうモロッコの良さや優しさがたくさん詰まっている1時間……に仕上がっているはずっ(笑)
本当にいろいろ考えさせられた撮影で、皆さんにお伝えしたい事もたくさんあるのですが、いろいろ有りすぎてうまく言えません…。
けれども、カメラが回っていない時に、取材先の遊牧民さんが言った一言は、20年ぶりに、私が初めてアフリカに出会った時の衝撃を思い出させてくれました。
「ようこそ皆さん!
アルハムドゥリッラー、僕が持っているものは、みんな神様が下さったものだよ。
だから、僕の持ち物であなたに必要にものがあるのなら、全部あげましょう。
足りないものがあるのなら、山の向こうにだって探しに行くよ!
君たちが何かくれるんでしょうといって皆羨むけれども、
そんな事が理由で君たちを迎えるんじゃないんだ。
僕は君たちが来てくれて嬉しいからおもてなしをするんだよ。
それだけは忘れないで欲しいんだ!」
昔同じように、タンザニアの山奥の小さな村で、ひたすら手ににぎりしめた、たった一つの小さなあめ玉を、1ヶ月に渡る滞在の最後の別れの日に私に手渡してくれた女の子がいましたっけ。
その時、「さぁ、お前には何ができるんだ?」と、神様というものがいるのであれば、まさにその時問いかけられたように思い、以来“横文字職でオサレでカネモチなアタシ”というイメージ路線からはおさらばしたのでしたっけ(笑)
そして今回、国内でも最も「物質的に」貧しいと言われている生活をしている彼等の側で、どれだけ心優しく、豊かな生活を見せてもらった事か…。
200mの断崖から落っこちそうな、激しすぎる水汲みに行ったのも忘れられない思い出。(←高所恐怖症のため、久々に泣きしましたけどね…w)
でも、少なくともこれからまた20年、豊かな心で過ごすというのはどういう事か、自分に与えられた力と時間を何にどう使うべきなのかという事について、しみじみ考えさせられた数日間でした。
そして出演者の月男先生とのご縁で、また新しい一歩を踏み出せそうな気が。
大学時代をNGO活動で過ごした血が騒ぎます(笑)
さて、先月約3週間に渡って撮影を行いましたBS TBSの「地球千年紀行」の放送が、1本目は10月28日、2本目は11月25日と決まりました。
実はどこの業界にもいろいろ「大人の事情」がありますが、この番組は、出演者で企画者の月男先生と、スポンサーであるパナソニックの強い意向で、テレビ局側が一切口を挟まずに制作されている希有な番組です。
そんな事情もあって、局側は宣伝してくれないというかなりマイナーな番組ですが、現代社会が抱えている数々の問題の解決方法への知恵を、各国の先住民の知恵の中から探していくという趣旨の番組で、モロッコからは南部モロッコのベルベル人の生活から紐解いてみる事になりました。
今回のロケでは、ネタを見つけてきてアレンジした自分でも驚いてしまうくらい、よくもまぁこんな古い伝統が残っているものだというような、一般モロッコ人
でもかなり驚きの古い伝統をご紹介する事になりますので、モロッコフリークの皆様には特におすすめ!
「これは最悪…」と思う事も日常にたくさん有るモロッコですが、それでもこんな素晴らしさがあるから大好きなんだよ…と言わせてしまうモロッコの良さや優しさがたくさん詰まっている1時間……に仕上がっているはずっ(笑)
本当にいろいろ考えさせられた撮影で、皆さんにお伝えしたい事もたくさんあるのですが、いろいろ有りすぎてうまく言えません…。
けれども、カメラが回っていない時に、取材先の遊牧民さんが言った一言は、20年ぶりに、私が初めてアフリカに出会った時の衝撃を思い出させてくれました。
「ようこそ皆さん!
アルハムドゥリッラー、僕が持っているものは、みんな神様が下さったものだよ。
だから、僕の持ち物であなたに必要にものがあるのなら、全部あげましょう。
足りないものがあるのなら、山の向こうにだって探しに行くよ!
君たちが何かくれるんでしょうといって皆羨むけれども、
そんな事が理由で君たちを迎えるんじゃないんだ。
僕は君たちが来てくれて嬉しいからおもてなしをするんだよ。
それだけは忘れないで欲しいんだ!」
昔同じように、タンザニアの山奥の小さな村で、ひたすら手ににぎりしめた、たった一つの小さなあめ玉を、1ヶ月に渡る滞在の最後の別れの日に私に手渡してくれた女の子がいましたっけ。
その時、「さぁ、お前には何ができるんだ?」と、神様というものがいるのであれば、まさにその時問いかけられたように思い、以来“横文字職でオサレでカネモチなアタシ”というイメージ路線からはおさらばしたのでしたっけ(笑)
そして今回、国内でも最も「物質的に」貧しいと言われている生活をしている彼等の側で、どれだけ心優しく、豊かな生活を見せてもらった事か…。
200mの断崖から落っこちそうな、激しすぎる水汲みに行ったのも忘れられない思い出。(←高所恐怖症のため、久々に泣きしましたけどね…w)
でも、少なくともこれからまた20年、豊かな心で過ごすというのはどういう事か、自分に与えられた力と時間を何にどう使うべきなのかという事について、しみじみ考えさせられた数日間でした。
そして出演者の月男先生とのご縁で、また新しい一歩を踏み出せそうな気が。
大学時代をNGO活動で過ごした血が騒ぎます(笑)
by mayoikata
| 2012-10-14 22:36
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