モロッコ、おもてなしの秘密！

夏からとにかく忙しく、すっかりご無沙汰してしまいました。
まだまだ慌ただしさは続き、既に来年の3月くらいまで見えてしまっているせいか、時々書類に2013年とか書いている自分がオソロシイ今日この頃(笑)

そんな中で今更ながら、南部モロッコベルベル人のおもてなし文化における衝撃の事実に出会ってしまったのでご紹介をば。

さて、南部モロッコでは、御宅訪問時にほぼ必ず出てくるのがアーモンドとオリーブオイルとパンにお茶。
ここに、地域によってナツメヤシが出たり、オイルの代わりにバターが出たりしますが、おおよそこれが基本セット。
パンについては、焼きたての温かさが残る物が良しとされています。

どこの家庭でも大体これらがセットで出てきていたので、これがあくまでもスタンダードだと思っていたら、なんとこれは「好きな友達にしか出さないんだ。…だって、嫌いなヤツにそんな高いもの出してもてなしたくないでしょ(笑)」との事。
それはそうですよね。

そしてなんと、実は、できるだけ早く退散してもらいたい人には、パンとお茶しか出さないんだそうな！
ありゃ！
私今まで、パンとお茶だけだった事あるかしら？！その時には、ちゃんと長居しないで帰ってたかしらと、今更自分の振る舞いがものすごく気になったりして。

そしてそれと同時に、アーモンドどころか、米どころ出身のガイジンとしては、お客様にパンさえ出していないという、もう「アンタなんか、一刻も早く立ち去って…」オーラ出しまくりな食卓であった事をモーレツに反省！

砂糖も入っていない日本茶とか、もう、ますますケンカ売ってるようなもんだったのでは無いかとあせるばかりです(^_^;)

在住の皆様、自分は飲まなくても、砂糖、お茶菓子、それにパン！ついでにもちろん、アーモンドかピーナツも、自宅に用意してスタンバイしましょうねっ！(^_^;)

以上「夫に恥をかかせないための、ガイジン妻マナー講座南部編」でした！