2012年 04月 19日
そもそも、なぜ今ホテル作るのか?
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そういえば、ブログではいきなり「ホテル建築スタート」という形で始まってしまい、そもそもなんでこの企画に至ったかというお話をしていませんでしたので、まぁそんなお話でも。
実は「いつかホテルを作りたい」という夢は、自分でももはや覚えていないものの、どうやら大学在学中から口にしていた事のようです。
そんな夢物語的な希望が、やや現実味を帯びて動き出したのは、経済危機の前にあった食料危機の話題の頃でしょうか。
「食べ物が足りなくなる」という話が私にはとにかく恐ろしく思え、どんな時代になっても、なんとか家族で食べて行くくらいの作物が取れるような「水の出る」土地を確保しなくては!という危機感からなんとなく土地探しをスタートしたのですが、紆余曲折有った中でたまたま出会ったのが今の建築現場だったのです。
ワルザザート市内ではオートアトラスビューの土地にプチホテルの建築が多いのですが、私は独特の黒い山肌と柔らかいフォルムのアンチアトラスの方が好き。
黒い山とヤシ、土壁の家に、緑の麦…。
吹き荒れる砂嵐さえ美しく見せてしまうようなその砂漠のほとりらしい風景の前では、何時間でもぼんやりできてしまうくらい。
仕事や教育の問題が無ければずっと南部に暮らしたく、その風景も気候も、モロッコ人自身も「失われたモロッコがまだそこにある」というくらいの南部の人々の温かさも、何もかもが私にとってはパラダイス。
5月の青い空と、この時期だけに咲くバラの花の香り、そして勢い良く芽吹いて来たイチヂクの葉が作る甘い空気、オリーブの木陰…。
そんな空間の中で作りたてのタジンでピクニック。
素敵なラグや雑貨に囲まれて、最高に贅沢なお昼寝を♪
もちろんお食事は、お庭で取れた有機栽培のおいしいお野菜で。
デザートは地鶏の卵で作った手作りケーキ&アイスで決まりでしょ?!
ほら!モロッコに転がっている、そんな「ステキ」な要素を集めて想像してみたら、もうそれは「引退を待って」とか言っていないで今すぐやるしか無いじゃない!?
そうです。
そんな夢が一気に吹き出してくるような可能性を秘めた素敵な土地と出会えた事から、この話は、ただの「こんな事が出来たら素敵よねぇ」的な夢物語から、一気に現実みを帯びる事になったのです。
そんな「ステキ」が有るのなら、少しでも早く、一人でも多くの人と分かち合いたくなるでしょう?!
私にとってはこのプロジェクトを通してそんな「大好き!」を皆さんとシェアできる幸せがあり。
地元には新しい雇用創出という形で貢献できる幸せまでついてくる。
そんな良い事なのであれば、“善は急げ”でスタートするのがオンナってモンです!(笑)
そして、それをただの夢物語で終わらせなかった要素の一つが、「運命の建築家さん」との出会い。
そう。このお話は、とてもたくさんの偶然がとても良いタイミングで重なって始まった出来事で、運命というものが有るとしたら、まさに「そうあるべきタイミングで全てが重なって始まっていった」と言えるのかもしれません。
「ホテルを建てる」というと、金持ちの道楽とかステータス的なニュアンスがあるかもしれませんが、どちらかというと道楽ではなく、「きちんとやらないと死活問題です。」という真剣さでこのプロジェクトと向き合う事こそ、お客様にも、そして働いてくれる皆さんにも、もっとも誠実な姿であろうと思い、「今だから」スタートしようと決意した次第です。
そして一度作ると決めた以上、つまらないモノを作るなんて訳には行きません!
私がここにたどり着くまでに出会ったたくさんの方々の、それぞれの「モロッコ大好き!」も大いに巻き込みながら、このホテル建築プロジェクトは、まさにこれからがスタートです!
この、ホテルのハートでもある「コンセプト」については、また改めてご紹介させていただく事にして、今日はここまで。
実は「いつかホテルを作りたい」という夢は、自分でももはや覚えていないものの、どうやら大学在学中から口にしていた事のようです。
そんな夢物語的な希望が、やや現実味を帯びて動き出したのは、経済危機の前にあった食料危機の話題の頃でしょうか。
「食べ物が足りなくなる」という話が私にはとにかく恐ろしく思え、どんな時代になっても、なんとか家族で食べて行くくらいの作物が取れるような「水の出る」土地を確保しなくては!という危機感からなんとなく土地探しをスタートしたのですが、紆余曲折有った中でたまたま出会ったのが今の建築現場だったのです。
ワルザザート市内ではオートアトラスビューの土地にプチホテルの建築が多いのですが、私は独特の黒い山肌と柔らかいフォルムのアンチアトラスの方が好き。
黒い山とヤシ、土壁の家に、緑の麦…。
吹き荒れる砂嵐さえ美しく見せてしまうようなその砂漠のほとりらしい風景の前では、何時間でもぼんやりできてしまうくらい。
仕事や教育の問題が無ければずっと南部に暮らしたく、その風景も気候も、モロッコ人自身も「失われたモロッコがまだそこにある」というくらいの南部の人々の温かさも、何もかもが私にとってはパラダイス。
5月の青い空と、この時期だけに咲くバラの花の香り、そして勢い良く芽吹いて来たイチヂクの葉が作る甘い空気、オリーブの木陰…。
そんな空間の中で作りたてのタジンでピクニック。
素敵なラグや雑貨に囲まれて、最高に贅沢なお昼寝を♪
もちろんお食事は、お庭で取れた有機栽培のおいしいお野菜で。
デザートは地鶏の卵で作った手作りケーキ&アイスで決まりでしょ?!
ほら!モロッコに転がっている、そんな「ステキ」な要素を集めて想像してみたら、もうそれは「引退を待って」とか言っていないで今すぐやるしか無いじゃない!?
そうです。
そんな夢が一気に吹き出してくるような可能性を秘めた素敵な土地と出会えた事から、この話は、ただの「こんな事が出来たら素敵よねぇ」的な夢物語から、一気に現実みを帯びる事になったのです。
そんな「ステキ」が有るのなら、少しでも早く、一人でも多くの人と分かち合いたくなるでしょう?!
私にとってはこのプロジェクトを通してそんな「大好き!」を皆さんとシェアできる幸せがあり。
地元には新しい雇用創出という形で貢献できる幸せまでついてくる。
そんな良い事なのであれば、“善は急げ”でスタートするのがオンナってモンです!(笑)
そして、それをただの夢物語で終わらせなかった要素の一つが、「運命の建築家さん」との出会い。
そう。このお話は、とてもたくさんの偶然がとても良いタイミングで重なって始まった出来事で、運命というものが有るとしたら、まさに「そうあるべきタイミングで全てが重なって始まっていった」と言えるのかもしれません。
「ホテルを建てる」というと、金持ちの道楽とかステータス的なニュアンスがあるかもしれませんが、どちらかというと道楽ではなく、「きちんとやらないと死活問題です。」という真剣さでこのプロジェクトと向き合う事こそ、お客様にも、そして働いてくれる皆さんにも、もっとも誠実な姿であろうと思い、「今だから」スタートしようと決意した次第です。
そして一度作ると決めた以上、つまらないモノを作るなんて訳には行きません!
私がここにたどり着くまでに出会ったたくさんの方々の、それぞれの「モロッコ大好き!」も大いに巻き込みながら、このホテル建築プロジェクトは、まさにこれからがスタートです!
この、ホテルのハートでもある「コンセプト」については、また改めてご紹介させていただく事にして、今日はここまで。
by mayoikata
| 2012-04-19 04:32
| ホテル建築プロジェクト