2012年 04月 01日
Salon Art de vivre du Maroc
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さて、本日は去年まで「Riad Art Expo」という名前だった、雑貨やデコレーション関係の展示会に出かけて来ました。
欧州の不況を受けてフランス人作家さん達からも「仕事が無い!」という悲鳴が上がっている昨今ですから、今年の展示会は残念ながら例年に比べてかなり寂しいものでした。
主催者であるCouleursというモロッコの雑誌も、以前に比べて大分薄くなりましたね…。
そういう状況は、なんとなく日本とも似ているかもしれません。
さて、今回もまずは行きつけのインテリア屋さんの訪問からスタート。
マラケシュにショールームがあるから別に行かなくても良いのですが、このインテリア屋さんのする内装がかなり私のツボなので、一体今年はどう攻めて来るのだろうかと気になり、毎年まずはそこから出かけてしまいます。
担当の売り子の女性と立ち話をしながら、まず気になった椅子を指して「これはどこから?」と聞くと、イタリアからとの事でお値段もなかなか…。
「これならモロッコでも作れそうじゃない?特にお宅の技術だったら絶対にできると思うけど」と、暗に“モロッコでコピー作れば安く作れるじゃない”という事をにおわせつつ聞くと、「モロッコではやっぱり出来ない事もあるの。でも…仮に出来たとしても、同じ物は作らせないわ。」と、キッパリ。
基本的にフランス人嫌いな私ですが(笑)、彼らのこの、自分のクリエイトする物に対して「他人のモノをまんまコピーするなんてあり得ない!」という姿勢。これだけは本当にその信念の前に襟を正さざるを得ない思いです。
数多くのユニークで素敵な雑貨大国であるフランスは、きっとこの「自分は本物のクリエイターである」と信じているクリエイターさん達のこのプライド(別名、「オレ様の方がもっといいもの作れるに決まってるという自惚れゴコロ」とも言うかも(笑))によって支えられているのでしょうね!
自分は何を表現するか。
どう表現するか。
何気ない店員さんの一言でしたが、今日とてもハッとさせられた一言でした。
欧州の不況を受けてフランス人作家さん達からも「仕事が無い!」という悲鳴が上がっている昨今ですから、今年の展示会は残念ながら例年に比べてかなり寂しいものでした。
主催者であるCouleursというモロッコの雑誌も、以前に比べて大分薄くなりましたね…。
そういう状況は、なんとなく日本とも似ているかもしれません。
さて、今回もまずは行きつけのインテリア屋さんの訪問からスタート。
マラケシュにショールームがあるから別に行かなくても良いのですが、このインテリア屋さんのする内装がかなり私のツボなので、一体今年はどう攻めて来るのだろうかと気になり、毎年まずはそこから出かけてしまいます。
担当の売り子の女性と立ち話をしながら、まず気になった椅子を指して「これはどこから?」と聞くと、イタリアからとの事でお値段もなかなか…。
「これならモロッコでも作れそうじゃない?特にお宅の技術だったら絶対にできると思うけど」と、暗に“モロッコでコピー作れば安く作れるじゃない”という事をにおわせつつ聞くと、「モロッコではやっぱり出来ない事もあるの。でも…仮に出来たとしても、同じ物は作らせないわ。」と、キッパリ。
基本的にフランス人嫌いな私ですが(笑)、彼らのこの、自分のクリエイトする物に対して「他人のモノをまんまコピーするなんてあり得ない!」という姿勢。これだけは本当にその信念の前に襟を正さざるを得ない思いです。
数多くのユニークで素敵な雑貨大国であるフランスは、きっとこの「自分は本物のクリエイターである」と信じているクリエイターさん達のこのプライド(別名、「オレ様の方がもっといいもの作れるに決まってるという自惚れゴコロ」とも言うかも(笑))によって支えられているのでしょうね!
自分は何を表現するか。
どう表現するか。
何気ない店員さんの一言でしたが、今日とてもハッとさせられた一言でした。
by mayoikata
| 2012-04-01 10:06
| ホテル建築プロジェクト