2012年 03月 06日
モロッコ旅行業まめ知識
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さて、たまにはちょっとプロっぽいお話でも。
最近モロッコを旅されてモロッコを気に入った方や、モロッコに最近住み始めたという方々からも、気軽に始められるビジネスとして注目を受けている様子の旅行業。
ですが、お気軽なようでいて、日本でもモロッコでも、この業界、実はまだまだ免許制なのです。
どの業界とも同じように、旅行業においても守らなくてはならない法律がきちんと存在しているのですが、在住の方にもあまり知られていない面があるように思われるので、この際旅人としても知っておきたい『モロッコ旅行業、基本基本のまめ知識』をまとめてみました。
それぞれの方が、それぞれの立場で役立てて下さるであろう事を祈りつつ♪
ちなみに管理人は、旅行会社とTransport Touristiqueの2業種で営業許可を持ち、全社員を正社員として登録、年金、保険に加入させた上でお仕事させていただいております!
え?そんなの当たり前じゃないか?
いやいや、実はそんな「当たり前」の事さえ守れていない事の方が当たり前なのが、まだまだ今のモロッコなのですよ〜!
当たり前の小さな約束を守って仕事をする事。
そんな事からでも、さらに明るいモロッコの未来に貢献して行きたいと思います!
■日本人ガイドは存在しません。
モロッコでは法律上、モロッコ国籍を持ち、試験を通ったモロッコ人しかガイドの資格を持てません。
ですので、日本人が日本人の観光案内を業務としてする事は違法ですし、場合によっては警察に咎められます。
最近特にフランス人による自称ガイド行為が増加している事もあって、マラケシュでは特にガイド組合が外国人による違法ガイド行為に目を光らせています。
自ら進んで法律違反する、あるいはさせる事の無いように気をつけましょう。
■モロッコでも旅行業務は免許制です。
日本にも第一種、第二種、第三種と種類があり、国や地方から免許を交付されて初めて開業できるのが旅行業。モロッコも同様で、国からの免許を受けなくては開業できません。
開業にあたってはそれなりの義務や審査等があるため、誰でもが気軽にスタートする事はできません。
旅程作成、ホテルや運送手段の手配等、総合的にお客様の旅行を管理することができる唯一の業態です。
■Transport Touristique(旅客運送業)
旅行者の目から見て「○○Travel」「○○Tours」といったオフィスが非常に多く見えるモロッコですが、その大半がよく見るとこの「トランスポート・ツーリスティック」というこの業態。
看板をよく見ると、小さくですが、書いてあるのを見つける事ができます。
この業態では本来は旅客の依頼を受けて、観光業に使う事のできる運転手付きの車両の配備だけを行う事ができますが、現在ではこの業態の業者が法律を無視する形でホテル手配も含めた旅行業を行っている事が非常に多くなっているものの、行政の方も積極的には取り締まれていないのが実情です。
ただし、この業態は本来車両の配備のみが仕事となっており、付随するその他の業務の一切において法的に責任を問う事は出来ません。
■単独ドライバーの単独営業
Transport Touristiqueについても、だからといって簡単に開業できる業務ではありません。
このため、プロフェッショナルドライバーとして働く事のできる許可を持っている人で、なんとか独立したいと思っている人は、知り合いのTransport Touristiqueから営業許可がついた車両を買うなり借りるなりして、単独営業しているパターンも多く存在します。
(本来Transport Touristiqueがライセンス貸しをするのも違法です)
違法に他社さんのライセンスを借り受けて個人営業しているために、税金を払う事もなく、3つのパターンの中で最も安く車両を手配する事ができるパターンですが、いざとなったら責任は名義借りをしている会社さんの方になすりつける事になるため、もっとも責任の所在が不明瞭。
何かトラブルがあっても、正式にTransport Touristiqueにさえ依頼していないという事で、依頼した旅行客の立場もかなり低く扱われる可能性がある事に留意しなくてはなりません。
ただし、「○○トラベル」「○○ツアー」といった会社名やそれらしいロゴをつけて個人営業している場合もあるため、会社なのか個人なのか見分けにくく、場合によってはもっとも手酷く騙される可能性があります。
カフェ、安ホテル、土産屋等の紹介をベースに営業しているパターンが多いのがこちら。
最近モロッコを旅されてモロッコを気に入った方や、モロッコに最近住み始めたという方々からも、気軽に始められるビジネスとして注目を受けている様子の旅行業。
ですが、お気軽なようでいて、日本でもモロッコでも、この業界、実はまだまだ免許制なのです。
どの業界とも同じように、旅行業においても守らなくてはならない法律がきちんと存在しているのですが、在住の方にもあまり知られていない面があるように思われるので、この際旅人としても知っておきたい『モロッコ旅行業、基本基本のまめ知識』をまとめてみました。
それぞれの方が、それぞれの立場で役立てて下さるであろう事を祈りつつ♪
ちなみに管理人は、旅行会社とTransport Touristiqueの2業種で営業許可を持ち、全社員を正社員として登録、年金、保険に加入させた上でお仕事させていただいております!
え?そんなの当たり前じゃないか?
いやいや、実はそんな「当たり前」の事さえ守れていない事の方が当たり前なのが、まだまだ今のモロッコなのですよ〜!
当たり前の小さな約束を守って仕事をする事。
そんな事からでも、さらに明るいモロッコの未来に貢献して行きたいと思います!
■日本人ガイドは存在しません。
モロッコでは法律上、モロッコ国籍を持ち、試験を通ったモロッコ人しかガイドの資格を持てません。
ですので、日本人が日本人の観光案内を業務としてする事は違法ですし、場合によっては警察に咎められます。
最近特にフランス人による自称ガイド行為が増加している事もあって、マラケシュでは特にガイド組合が外国人による違法ガイド行為に目を光らせています。
自ら進んで法律違反する、あるいはさせる事の無いように気をつけましょう。
■モロッコでも旅行業務は免許制です。
日本にも第一種、第二種、第三種と種類があり、国や地方から免許を交付されて初めて開業できるのが旅行業。モロッコも同様で、国からの免許を受けなくては開業できません。
開業にあたってはそれなりの義務や審査等があるため、誰でもが気軽にスタートする事はできません。
旅程作成、ホテルや運送手段の手配等、総合的にお客様の旅行を管理することができる唯一の業態です。
■Transport Touristique(旅客運送業)
旅行者の目から見て「○○Travel」「○○Tours」といったオフィスが非常に多く見えるモロッコですが、その大半がよく見るとこの「トランスポート・ツーリスティック」というこの業態。
看板をよく見ると、小さくですが、書いてあるのを見つける事ができます。
この業態では本来は旅客の依頼を受けて、観光業に使う事のできる運転手付きの車両の配備だけを行う事ができますが、現在ではこの業態の業者が法律を無視する形でホテル手配も含めた旅行業を行っている事が非常に多くなっているものの、行政の方も積極的には取り締まれていないのが実情です。
ただし、この業態は本来車両の配備のみが仕事となっており、付随するその他の業務の一切において法的に責任を問う事は出来ません。
■単独ドライバーの単独営業
Transport Touristiqueについても、だからといって簡単に開業できる業務ではありません。
このため、プロフェッショナルドライバーとして働く事のできる許可を持っている人で、なんとか独立したいと思っている人は、知り合いのTransport Touristiqueから営業許可がついた車両を買うなり借りるなりして、単独営業しているパターンも多く存在します。
(本来Transport Touristiqueがライセンス貸しをするのも違法です)
違法に他社さんのライセンスを借り受けて個人営業しているために、税金を払う事もなく、3つのパターンの中で最も安く車両を手配する事ができるパターンですが、いざとなったら責任は名義借りをしている会社さんの方になすりつける事になるため、もっとも責任の所在が不明瞭。
何かトラブルがあっても、正式にTransport Touristiqueにさえ依頼していないという事で、依頼した旅行客の立場もかなり低く扱われる可能性がある事に留意しなくてはなりません。
ただし、「○○トラベル」「○○ツアー」といった会社名やそれらしいロゴをつけて個人営業している場合もあるため、会社なのか個人なのか見分けにくく、場合によってはもっとも手酷く騙される可能性があります。
カフェ、安ホテル、土産屋等の紹介をベースに営業しているパターンが多いのがこちら。
by mayoikata
| 2012-03-06 03:29
| 日常雑感