2010年 08月 26日
2010年夏・メディナの流行アイテム?!
|
何事においても実はけっこう保守的なモロッコ人。
よくテレビの方に「最近面白い流行とかありませんか?」と聞かれるのですが、残念ながら日本のメディア的に面白い流行など、モロッコではなかなか生まれないのでした。
なにしろ60年くらい前に書かれたエッセイに描かれている光景と今とでは、人々の服装くらいしか違わないんじゃないかというくらい、メディナの中で起こっている事といったら、昔も今もあまり大きく変わりません。
先日在任7年になるVilla des orangersのディレクターと、フェズとマラケシュの間に国内線があったら便利なのにねぇ、と業務的雑談をしながらも、お互いのリアクションが「でも、そういう“これがあったら便利だよね”みたいな事がすぐに導入されないから変わらないのがこの国で、そういう事をサクサクやるような国になっちゃったら…きっとモロッコじゃなくなっちゃって、私たちはきっと、この国に魅力を感じなくなっちゃったりしてね」という同じポイントだったので大笑い。
住んでいるガイジンでさえ、変化しない事の良さに染めてしまうのですから、それはもう積極的な保守派なのでした。
そしてモロッコというのは実際の所、本当になかなか分かりやすい「これが新しい!」みたいなビジネスやらファッションやらが生まれる訳ではないので、いつもテレビの皆様には申し訳ないと思っていたのですが、この酷暑の中メディナ歩きをしたおかげで、ようやく一つ見つけたのです!!
ここ数日のマラケシュは、冷房が無くては生きて行けない…というくらいの猛暑。
明日の天気予報もマラケシュ46度!
天気予報的にこれはあくまでも「日向の日陰」の気温ですから、日向の日向では50度を越えてしまうわけです。そんな中で冷房をつけっぱなしに出来ないスークの小さなお店の店員さん達に大ヒットしているのがなんと霧吹き。
高級カフェの店先では、シューッシューッ、と大量の霧を発生させて冷房にしていたりするモロッコですが、何もそんなに立派な設備をつける必要はないのです!
スーパーで売ってる霧吹きに水を入れてホイ!
気化熱で気温を下げる、マニュアルクーラーの出来上がりです。なんてエコで、かつ有効な冷房なんでしょう!
特にモロッコでは湿度がとても低いので、自分に吹き付けた霧は、見る間に蒸発していき、とんでもない暑さの中で、本当に快適な空間を作ってくれるのです。
撮影中、「ああ!何で早くコレに気がつかなかったんだ!猛暑の日本で売ったら今頃大もうけだったのに?!」などと妄想しながら、「いや、日本だと湿度が高すぎるか?いやいや、あの水蒸気冷房は日本のカフェでも見た事あるし。あ、でもきれい好きな日本人は霧吹きの中が汚れるとかバイキンがなんとかいってだめかなぁ」なんて考えながら歩くだけで、暑いのを忘れて過ごす事ができてしまった安易な管理人です(苦笑)
この夏は日本でもかなり熱中症の話題が登っていましたが、このモロッコ式ミニ冷房、ぜひお試しになってみてください!
でもって日本の湿度でも有効かどうか、ぜひ教えて下さいね。
来年、東京のどこかの街角で霧吹きを売っている日焼けしたおばさんがいたら、それはきっと私です(笑)
よくテレビの方に「最近面白い流行とかありませんか?」と聞かれるのですが、残念ながら日本のメディア的に面白い流行など、モロッコではなかなか生まれないのでした。
なにしろ60年くらい前に書かれたエッセイに描かれている光景と今とでは、人々の服装くらいしか違わないんじゃないかというくらい、メディナの中で起こっている事といったら、昔も今もあまり大きく変わりません。
先日在任7年になるVilla des orangersのディレクターと、フェズとマラケシュの間に国内線があったら便利なのにねぇ、と業務的雑談をしながらも、お互いのリアクションが「でも、そういう“これがあったら便利だよね”みたいな事がすぐに導入されないから変わらないのがこの国で、そういう事をサクサクやるような国になっちゃったら…きっとモロッコじゃなくなっちゃって、私たちはきっと、この国に魅力を感じなくなっちゃったりしてね」という同じポイントだったので大笑い。
住んでいるガイジンでさえ、変化しない事の良さに染めてしまうのですから、それはもう積極的な保守派なのでした。
そしてモロッコというのは実際の所、本当になかなか分かりやすい「これが新しい!」みたいなビジネスやらファッションやらが生まれる訳ではないので、いつもテレビの皆様には申し訳ないと思っていたのですが、この酷暑の中メディナ歩きをしたおかげで、ようやく一つ見つけたのです!!
ここ数日のマラケシュは、冷房が無くては生きて行けない…というくらいの猛暑。
明日の天気予報もマラケシュ46度!
天気予報的にこれはあくまでも「日向の日陰」の気温ですから、日向の日向では50度を越えてしまうわけです。そんな中で冷房をつけっぱなしに出来ないスークの小さなお店の店員さん達に大ヒットしているのがなんと霧吹き。
高級カフェの店先では、シューッシューッ、と大量の霧を発生させて冷房にしていたりするモロッコですが、何もそんなに立派な設備をつける必要はないのです!
スーパーで売ってる霧吹きに水を入れてホイ!
気化熱で気温を下げる、マニュアルクーラーの出来上がりです。なんてエコで、かつ有効な冷房なんでしょう!
特にモロッコでは湿度がとても低いので、自分に吹き付けた霧は、見る間に蒸発していき、とんでもない暑さの中で、本当に快適な空間を作ってくれるのです。
撮影中、「ああ!何で早くコレに気がつかなかったんだ!猛暑の日本で売ったら今頃大もうけだったのに?!」などと妄想しながら、「いや、日本だと湿度が高すぎるか?いやいや、あの水蒸気冷房は日本のカフェでも見た事あるし。あ、でもきれい好きな日本人は霧吹きの中が汚れるとかバイキンがなんとかいってだめかなぁ」なんて考えながら歩くだけで、暑いのを忘れて過ごす事ができてしまった安易な管理人です(苦笑)
この夏は日本でもかなり熱中症の話題が登っていましたが、このモロッコ式ミニ冷房、ぜひお試しになってみてください!
でもって日本の湿度でも有効かどうか、ぜひ教えて下さいね。
来年、東京のどこかの街角で霧吹きを売っている日焼けしたおばさんがいたら、それはきっと私です(笑)
by mayoikata
| 2010-08-26 06:35
| オモシロモロッコ