2010年 04月 02日
タコ漁の街・ダクラ
|
モロッコ国内はかなり各地に出かけている管理人ですが、先日テレビ撮影の下準備のために初めて訪れたのが、モーリタニアとの国境近くにあるこのダクラの街。
いつも遅延だの欠航だので騒がせてくれるロイヤルエアーモロッコも、この路線はかなり売れ筋な路線らしく、毎回ほぼ満席状態だそう。
この街は、外国人投資家には土地をタダで出しているという事で国内でもちょっと有名なのですが、いくらタダでもさすがにちょっと遠いぞ…と思っていたのですが、これがなんと行ってみると「なんでもっと早く来なかったんだ?!」というくらい、青い海と白い砂浜の、それは素敵な入り江に面した街でした。
ダクラは日本向けのタコの輸出拠点の一つなのですが、客観的には漁業の街、という事以外には特徴ナシ。しかしながら、そんな小さな田舎町にやってくる飛行機を満席にしてしまう原因の一つは、この漁業関係者の他に、とにかくいつも風が吹いている事から世界各国からやってくる、ウインドサーフィンやカイトサーフィンのお客様なのでした。
(写真は、あまりにもいつも風が吹いているので曲がってしまっている街路樹とタコサラダでございます〜)
大陸から芽が生えたように突き出した半島の内側には、波もおだやかな青い海と白い砂浜が続いていて、サーフィンなんて縁のない私でさえ、なんだかやらなくてはいけないような気分になってしまうほど。
そして近くにはなんと、地下600mから自然に沸き出しているという硫黄匂のする温泉まであったりして♪
実はあまり人がたくさんいる所が得意ではない管理人的には、どんなに混雑しても飛行機の都合で夏の湘南みたいに混雑する事はあり得ないビーチに出会えて、かなりシアワセ気分です。
ドイツ、オーストリア、フランスなどなど。ざっと50台くらいはいたでしょうか。皆さんはるばる何千キロも、運転おつかれさまでした。でも、そうやってのんびりやってきてでも長居したくなる気持ち、わかります。
踏みしめると、キュッ、キュッという不思議な感触のある柔らかい砂浜。
青い海に突き出した、真っ白い砂丘。
バラ色の夕日に染まるメルズーガのオレンジ色の砂丘とはまた違った美しさに、仕事で出かけたとはいえ、ちょっと一息させていただいちゃいました。
by mayoikata
| 2010-04-02 07:40
| モロッコ国内の旅