2009年 12月 03日
犠牲祭
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今年の犠牲祭は11月28日の土曜日でした。
通常公的にお休みとされるのは当日とその翌日だけなので、今年の犠牲祭では急いで週末を過ごしただけで月曜日からの仕事に戻った人もたくさんいる一方、本日昨日からの出張でワルザザート近郊からマラケシュに戻ってくる道中、ずいぶんとたくさんの人が道路でバスやタクシーを待っている姿に出会いました。
結局なんのかんので5日くらいはお休みしちゃう人も多いんでしょうね。
特にいわゆるオフィスでの仕事ではない方々の方が多いモロッコなので、そんな姿が目立つのかもしれません。
さて、我が家でも今年は金曜日の夜にマラケシュを出て、日曜日の午後までティネリールの旦那の弟の家で犠牲祭を過ごしました。
実家まで行ってしまうと遠いのと、前回のいさむの誕生祝いの席の最後で、この弟の、とっても優しくて働きものの奥さんを、お義母さんを筆頭に、旦那の家族の女性陣がいびった(苦笑)という事に旦那がとても腹を立てていたので出かけませんでした。
いやぁ、どこの世界も嫁姑関係は大変です(苦笑)
さて、この犠牲祭では一家で1頭の羊が捧げられますが、その食べ方には地方ごとにいろいろ異なる手順があるように見受けられます。
我が家の実家の習慣では、通常犠牲祭前日から羊を1頭さばいてしまい(ヤギの事も多い)、犠牲祭当日に改めて別の羊をさばきつつ、前日にさばいた羊から食べるようになっています。
当日はまず内蔵、その後に普通の肉を串焼き肉にして食べますが、2日目に食べると言われている羊の頭については、私は実際に調理されている所は見た事が無く、ひたすら肉ばかりが焼かれている印象です(笑)
内蔵は、肝臓に網脂を巻いて焼くのは全国的に共通しているようですが、胃(センマイ)については実家では焼き鳥状に脂の周りに巻いて焼いてしまいますが、ゆでて食べる所もあるようですね。
個人的には、網脂を洗いすぎていない(ココがポイント!)小腸で巻いたものが一番のお気に入りです♪
以前にも書きましたが、羊は特に内蔵の味に個体差が出てきます。
口の中でとろけるような肝臓の羊もいれば、ぱさぱさしていてちっともおいしくない羊も。脂があま〜くておいしい羊もいれば、そうでない羊もいます。
それについて遊牧民さんは「そんなの、羊にだって(葉っぱの)好みがあるんだから、みんな違って当たり前じゃないか」と、さらっ、と言ってのけたのですが、いやいやまさにその通りですよね。
毎年このお祭りのたびに、自分がいかに工業製品のような肉を食べて育ってきたかという事をしみじみ考えてしまいます。
別にどちらが良いとか悪いとか、それで断じるつもりはないけれど。
羊さん、今年もお肉になってくれてありがとう。
通常公的にお休みとされるのは当日とその翌日だけなので、今年の犠牲祭では急いで週末を過ごしただけで月曜日からの仕事に戻った人もたくさんいる一方、本日昨日からの出張でワルザザート近郊からマラケシュに戻ってくる道中、ずいぶんとたくさんの人が道路でバスやタクシーを待っている姿に出会いました。
結局なんのかんので5日くらいはお休みしちゃう人も多いんでしょうね。
特にいわゆるオフィスでの仕事ではない方々の方が多いモロッコなので、そんな姿が目立つのかもしれません。
さて、我が家でも今年は金曜日の夜にマラケシュを出て、日曜日の午後までティネリールの旦那の弟の家で犠牲祭を過ごしました。
実家まで行ってしまうと遠いのと、前回のいさむの誕生祝いの席の最後で、この弟の、とっても優しくて働きものの奥さんを、お義母さんを筆頭に、旦那の家族の女性陣がいびった(苦笑)という事に旦那がとても腹を立てていたので出かけませんでした。
いやぁ、どこの世界も嫁姑関係は大変です(苦笑)
さて、この犠牲祭では一家で1頭の羊が捧げられますが、その食べ方には地方ごとにいろいろ異なる手順があるように見受けられます。
我が家の実家の習慣では、通常犠牲祭前日から羊を1頭さばいてしまい(ヤギの事も多い)、犠牲祭当日に改めて別の羊をさばきつつ、前日にさばいた羊から食べるようになっています。
当日はまず内蔵、その後に普通の肉を串焼き肉にして食べますが、2日目に食べると言われている羊の頭については、私は実際に調理されている所は見た事が無く、ひたすら肉ばかりが焼かれている印象です(笑)
内蔵は、肝臓に網脂を巻いて焼くのは全国的に共通しているようですが、胃(センマイ)については実家では焼き鳥状に脂の周りに巻いて焼いてしまいますが、ゆでて食べる所もあるようですね。
個人的には、網脂を洗いすぎていない(ココがポイント!)小腸で巻いたものが一番のお気に入りです♪
以前にも書きましたが、羊は特に内蔵の味に個体差が出てきます。
口の中でとろけるような肝臓の羊もいれば、ぱさぱさしていてちっともおいしくない羊も。脂があま〜くておいしい羊もいれば、そうでない羊もいます。
それについて遊牧民さんは「そんなの、羊にだって(葉っぱの)好みがあるんだから、みんな違って当たり前じゃないか」と、さらっ、と言ってのけたのですが、いやいやまさにその通りですよね。
毎年このお祭りのたびに、自分がいかに工業製品のような肉を食べて育ってきたかという事をしみじみ考えてしまいます。
別にどちらが良いとか悪いとか、それで断じるつもりはないけれど。
羊さん、今年もお肉になってくれてありがとう。
by mayoikata
| 2009-12-03 07:27
| お祭り・イベント