2009年 11月 08日
誕生祝い
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田舎の人たちにとってはこうしたお祝い事はとても楽しみにされている事なので、やらないわけにはいかないのです(笑)本来は、生まれてから7日目にするお祝いなのですけれども、どれだけ遅れたんじゃ、という感じ。
お祝いだけやっておけば?と言ったのですが、お義母さんが、「本人達が戻ってくるまでやらない」と決断していたので、仕事の都合もあってここまでのびてしまったのでした。
お祝い当日は、羊3頭と、子供が五右衛門風呂できそうな大きさの鍋で作ったクスクス+タジンで村の皆さん&親戚の皆さんをご招待です。
近所のお母さん達や、親戚のお母さん達がパンを作ったりクスクスを作ったりするのを手伝ってくれました。
まずは内蔵を中心にお肉はこのように串焼きにされて、残りはクスクスとタジンのお肉へ。
(この内蔵焼きがおいしいんですわ〜!特に小腸で脂をくるんだのが好物です♪)
串焼きは、串を持って皆さんの間をめぐり、一人が一つのお肉をもいで…という感じでみんなが少しずつ食べるようになっています。一人1本の串で食べるんじゃないんですね。
輪の中に入れなかった子が上空からクスクスをたべはじめたので、他の子の頭の上にクスクスの雨が!旦那曰く「子供の頃はいつもこんなふうに戦争だったな(笑)」だそうです。
食べ物は、大人の男性→大人の女性→子供達という順番で出され、クスクスの後は羊肉のプルーンタジン、果物のデザートが出され、日中の部、夜の部の2回で3頭分の羊肉+1頭分のヤギ肉、全て消化でした。
人数は…数えなかったので分かりませんが、70〜90人前後がいたのではないかと思われます。
小さな村なのでそんな事で済みますが、村の規模が大きくなると、もちろんもっと規模を大きくしないといけなくなるわけですね。
モロッコ人ライフもなかなか大変です。
この間私はと言えばベルベル語も話せないという問題のため、言葉がわからなくてもできる仕事である所の井戸での水汲みに行ったり、いさむの世話をしたりでそこらをウロウロ。
家中お客様だらけで落ち着く場所が無かったために何もしていない割には忙しく、夜にはすっかりぐったりしてしまいました。朝早くから夜まで料理をしたり洗い物をしたりしていた村の奥さん達に比べれば、ホント軟弱なお嫁さんです。
密かに心底ヤバいと思っていたのか、その日の夜の夢は、旦那から離婚される夢でありました(笑)
おっと!話をクローズする前に、当ブログで話題(笑)の、お義母さんの牛をこちらにご紹介いたします。
現在この白黒のお母さん牛と子牛の2頭、そしてお母さん牛は現在妊娠中ということでお義母さんも大満足。
でも、この日はやっぱり長男の家に長男が生まれたという事でとても安心し、うれしかったらしく、「今日はなんでもあげるわよ!くるみがいい?卵がいい?バターがいい?」と言っていたのでためしに「牛がいいかな?」と言ってみたら「よし!持ってきなさい!」との事。
おおお〜! あり得ない!(笑)
そのくらいうれしかったんですね。まことに遅くなりました!
これからも元気に大きくなって下さいね♪
by mayoikata
| 2009-11-08 21:40
| モロッコ国内の旅