2009年 10月 26日
エルジャディーダへの週末旅行1
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もっとも、主たる用事はうちのダンナが、ワルザザートに建築中の自宅に使うための資材をカサブランカで仕入れるためだったのですけれどもね(苦笑)おまけで「馬」もつけていただく事に成功しました!
もちろん、さらについでに(こっちがメインというべき?)、今後仕事の方でお客様に新しくご紹介させていただく予定のホテルのチェックも組み込まれました。
まず金曜日の夜は、カサブランカの新しい5つ星ホテル、ケンジ・ツインセンターへ。
仕事でホテルの確認をしに行くときは、かならず夕食込みで手配し、夕食込みプランでホテルを手配した場合にお客様に出される食事の質の善し悪しをチェックします。
「うま〜♪うま〜♪」と翌日からのイベントにわくわくしながらホテルに到着したら、なんとも大げさな事に?玄関でスタッフに鍵をあずけて車はパーキングしてもらうシステム。
なにしろ子連れなので車内の荷物はバラバラ。車の鍵を預けなくてはならないと思っていなかったので、少々慌てました。
モロッコの5つ星の良く無い所は(もちろん全てじゃないですけどね)、モロッコの5つ星なんて大した事ないくせに、スタッフの態度がやたらデカイ所が多い所がポイント。
お客様として迎えてもらう、というよりかは、残念ながらお客様の方が「お願いします。泊まらせていただきます…」的な感じなのですよね。
ただのホテルのレセプションに過ぎないのに、お前のその態度は王様の秘書か!みたいな感じな事がほとんどなので、お客様にも気持ちよくお勧めできないというところがミソ。
時にはただの外資系の4つ星ホテルのレセプションのくせに、「オレは外資系に勤めてるんだぜ」みたいなのがいるのでアホかと思ってしまいます。
そんなこんなであまり気持ちよくない(もう慣れましたが)レセプションを通過してお部屋へ。ひとまずお部屋だけは、気を使ってくれたのか、高層階のモスクビューのお部屋にしてくれました。
残念ながら、お部屋からの眺めはガラスにくっついている点々模様のせいでクリアには見えないのですが、それでもカサブランカの街を一望する眺めはなかなか。
特に最上階のスカイバーには点々模様がついていなかったので、すばらしい眺望を堪能する事ができました。夕暮れからのひとときを、このバーの窓側の席でまったりしながら旅の時間を振り返るなんて、きっと贅沢なひとときでしょうね。
この点からは、なかなかおすすめのホテルの一つかなと思った次第です。
夕食はホテルのプログラムに付いている夕食を頼んだはずなのですが、ホテル側の手違いがあり、勝手にアップグレードされて、スカイバーの下にあったレストランになってしまいました。
手違いを詫びなくてもいいから、お客様と同じサービスにして欲しいんですけど…。
ただ、そこでまた「ダウングレードしてくれ」と騒ぐのも面倒なのでそのままそのご好意を受ける事にしました。
食事内容だけは、ホテル側が勝手にアレンジしてくれちゃいましたが、せっかくなのでと待ちながらメニューを見れば、アントレもメインもいずれも3000円前後。ビール1杯が約1000円。
高っ!東京の高級ホテルのレストランでも、同じくらいするかもしれないけれども、レベルはもっと上だぞ?等と思ってしまいましたが、最近のモロッコは、実はけっこうこんな具合で高いのです。
ひとまず値段相応に可もなく不可もないお食事をいただき、部屋に戻ってインターネットに接続しようとすればつながらず。
水でも飲もうかとミニバーを開ければ、500mlの水、、と書いてあるのに冷蔵庫に330mlの水入れて60DHで売ってるし!
おいおいおいホテルさん、いくらなんでもそれじゃあサギとかぼったくりのたぐいだぞ?!…と思ってチェックアウト時にレセプションに「お客様からのクレームを受ける前に伝えておくけど、500mlって書いてあるのに、入っていたのは330mlだったから直した方がいいと思いますけど?」と言えば
レ男「ノーノーマダム!そこらへんの雑貨店で売っているのもそのサイズで、これが当ホテルの値段です」
私「だからその普通サイズじゃなくて、小さいやつ。カフェとかで添え物で出て来る小さいのなのよ。500mlじゃなくて。」
レ男「ですから、それがモロッコのスタンダードなんです」
レ女「当ホテルでは、そのように値段を決めさせていただいているので決まりは決まりです」
私「500ml=60DHというおたくの決まりは高いと思うけれども了承してます。でも、それじゃないんですってば。一番小さいの、普通の小さいの、1リットル、1.5リットルとあるうちの一番小さいやつ、それが330ml。第一私はクレームしてるんでも払いたくないんでもなくて、気をつけなさいね、って言ってるだけなんですけど!」
レ男「……あ〜!!分かりました!あの小さいやつですね!それでは違いますね。メッセージ、伝えておきます」
…5つ星でも、レセプションはこんな調子です。
お客様の話を聞くのではなく、お客様がホテルの言い分を聞かされるんですね(苦)
最初っから落ち着いて人の話を聞きなさいってば、という感じです。
モロッコでは、こんなに分かりやすい事で間違っていても、モロッコ人はこのようになかなか引き下がりません。自らを疑いもせずに、文句付けて来る方が間違っていると決められているかのように話すんですよね。
なので、多少複雑な事でクレームをつけてモロッコ人に納得してもらうのは本当に至難の業なんです。
そんな時は、「330mlと500mlの違いも分からないくらいバカだから仕方が無いのよ。そんな国を選んだのは、誰あろう、自分でしょ…」と自分に言い聞かせるのですけれども、何事もけっこうそんな調子。
本当に、モロッコ人と業務上おつきあいするのはそれぞれの業界でかなり大変で、こんなふうに下らない話が、それは山ほどあるわけなのですよね。。。
いさむくん、どうですかこんなモロッコ人!
「…別に。」(笑)
by mayoikata
| 2009-10-26 06:55
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