バラ祭り？３

さて、さんざんおマヌケな姿ばかりご紹介してまいりましたが（苦笑）、実は。
春のケラアの見所はお祭りじゃないんです。
正直なところ、お祭りは口実。本当のところ春のケラアにしに行きたいのはなんといってもお散歩とピクニック。ちょうど４月末から５月中旬ごろのカスバ街道は、ピクニックするのにも最高な気候なのです。

畑と畑の境目を縫うように植えられたバラの茂みが見えてきたら、気に入った所で早速下車。
車を降りてあぜ道に沿って畑のお散歩をすれば、空気はほんのりバラの香り。
黄緑色のまぶしい麦の穂を風がゆらすと、土と新緑のなんともいえないにおいに包まれます。

あ、この甘いにおいはいちぢくの木かな？
バラよりもおいしそうなにおいがするね！
おお、クルミもアーモンドも大きくなってるね〜！
…などと親子で語り合いながら、どこにつながるとも知れぬ細いあぜ道をただただ無意味に、気が向いた方向に向かって歩きます。
このときの空気のおいしい事といったら！
ブログでは空気をお届けできないのが残念ですが、この楽しみを知った時からはや数年。「次こそは絨毯と枕を持って来てここでお昼寝！」というのが管理人の野望になりました。





もちろん、管理人の“野望”ですからね。
ただのお昼寝じゃないんですよ。

ヲトメの夢としてはやっぱり！
お散歩しながら近くの茂みでバラの花を摘ませてもらって、お気に入りの色のオーガンジーのサシェに入れて、きれいな色のリボンで結び、枕の周りにいっぱい並べて、摘みたてのバラの花の香りにつつまれて、これまた甘い香りのいちぢくの木の下でお昼寝、というフルコースでございます！
ついでに炭火仕立てのおいしいタジンがあったらさらに言う事はありません！

そんなツアーがあったら、間違いなく私は参加するぞ〜！
管理人さん、それなら野望などと言っていないでさっさと実現すればいいじゃないかと思いますでしょう？

けれども麦が生えていたり、バラがあったり、果物であるいちぢくの木があったりするその空間はといえば、やはりそれぞれ持ち主がいるわけなので、たかが昼寝一つではありますが、クリアしなくてはならない問題が実はいろいろあってしまうのですよね…。
もうちょっとテキトーな場所であればもう少し早く実現できそうなのですが、「いや、このあたりがいいっ！」等とこだわっている場所が密かにあるものですから話がややこしく。
そういうところ、「テキトーでいいからまずやっちゃえばいいじゃん」という性格じゃないところが私の弱さですね。

実現したいツアーが「お昼寝ツアー」。
管理人が思いついたり、やる気になったりする企画といえばそんなのばっかり（苦笑）
こういうアバウトな企画の楽しさは、文字にはできない部分にあったりするのですが、「商品」にしようと思うと、何と何と何について確約している、みたいな事を保証しなくてはならなくなってしまうので、突然どこかで魅力が消えてしまうような気がしてしまうのです。
ご案内させていただきたいのは、「お昼寝とタジンがあります」とかそういう事でさえなく、「ピクニック行ってみようか！雨降っちゃうかもしれないけど！」みたいな気分の方なんですもの。

でも、「まよいかた」ならそれもアリ！
なにしろ、「まよい」に行くんですからね！（笑）
今年１０月にはホームページ設立１０周年を迎える事になるので、来年にはまたそういう、ホームページのタイトルのような、アバウトで楽しめちゃう企画を作って行きたいものです。

怪しいラフレシアの山車に笑い、そのあとバラの花の薫りにつつまれてみるアバウトな５月の南部モロッコピクニックの旅にご参加ご希望の方は、管理人にご連絡下さいましね！
アヤしく５月の南部モロッコで盛り上がりましょう（笑）