2009年 04月 20日
モロッコ医師の嘆き
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出産に備え、現在モロッコの産婦人科に通っている管理人。
設備等は、「おお、別に普通だ」というくらい普通な所。問題は、医学フランス語なんてちっとも分からないから、何言われているんだか全然分からない事くらい(苦笑)
いただく診断書を辞書を調べながら読んでも意味分からない(そもそも辞書に出ていなかったりとかで)というくらい深刻です。
ものすごーく一生懸命調べたり、先生に「これは何だ」と改めて聞いたりしてようやくその単語の意味が分かったりしたくらいなので、これはきちんとまとめておいて、皆様のお役に立てないと、というような感じです。
さて、はじめて先生に見ていただいた時に思わず苦笑してしまったのが、私の前回の出産時の帝王切開跡について。
実はうちの娘ときたら、生まれてからも看護婦さんに「起きているのを見た事がありません」というくらい寝てばっかりで、母親として夜中に寝られなくて困った、なんていう事はほとんど記憶に無いといような奇跡のお子様(笑)
そんな子なので、お腹の中でもたぶん…寝ていたんでしょう(笑)
予定日を2週間過ぎても生まれてこなかったので、最後はとても大変でした。
結局陣痛促進剤もフルコースで使い、ようやくあと3時間くらいで生まれるか?という所になって人工的に破水させたところ、「お腹の中でう○ちをしはじめてしまっているので、万一これが肺に入ってしまった場合、うちの病院では手に負えません」ということで緊急帝王切開とすることに。
(陣痛+手術の痛みのフルコース!)
事前の母親教室で説明を受けていたように、緊急時の手術は10年前当時は「縦切り」が基本。まぁ、横切りと縦切りと選べた所で、「外側は横に切りますが、中は筋肉に沿って縦に切ります」とか言われた日には、手術モノは怖くて耐えられないというか弱い管理人(笑)、「分かりやすく縦でいいです」とか言っていたに決まっていたのですが。
そんなこんなで私のお腹には、縦切りな手術の跡があります。
が。モロッコでお世話になっている先生には、これが驚きだったようで。
彼はフランスで仕事をした後、去年からモロッコで開業した先生なのですが、「日本なんていう進んだ国でこれはあり得ない!どうして縦なんだ!基本横でしょう。しかもこの傷跡はどうしたことだ!」と、驚きまくり。
もちろん私も、交通事故で顔面に大きな裂傷を負いながら、今では傷跡見えないくらいの丁寧な手術をモロッコでしてもらっていますから、その驚きはなんとなく理解できるのですけれども(苦笑)何もそこまで驚かなくても、というくらい驚いていて、こちらが困りました。
いや、先生、実はね、そこが傷跡だってわからなくて、なんかかゆいなぁとおもって掻いてたら傷跡がきれいにならなくてね…それはだからつまりその、患者のせいなんですよね…とはもちろん言い出せませんでした(苦笑)
(日本の病院の名誉のために言えば、掻かなかった所はきれいにまっすぐでございます。)
そのようにモロッコは、外科の手術の腕前はなかなかなのですが、内科関連とか脳とか、「見えない所」の判断とかは不得意そう。
出産時についても、まだまだお母さんや子供が死んでしまったりという事が全体としては多いので(無医村等の状況も含めてですけれども)、前回の出産でギリギリのタイミングでトラブルに遭遇した管理人としては、今回もやっぱり帰国しての出産の道を選びました。
ちなみにモロッコの場合、帝王切開は全身麻酔で行われるのだそうです。
モロッコで全身麻酔というのも、なんだか目が覚めなさそうでコワいと思うのでありました。
もっとも、日本の産科不足状態もかなり不安に思われる問題。
本当に怖いのはどちらでしょうね?!
設備等は、「おお、別に普通だ」というくらい普通な所。問題は、医学フランス語なんてちっとも分からないから、何言われているんだか全然分からない事くらい(苦笑)
いただく診断書を辞書を調べながら読んでも意味分からない(そもそも辞書に出ていなかったりとかで)というくらい深刻です。
ものすごーく一生懸命調べたり、先生に「これは何だ」と改めて聞いたりしてようやくその単語の意味が分かったりしたくらいなので、これはきちんとまとめておいて、皆様のお役に立てないと、というような感じです。
さて、はじめて先生に見ていただいた時に思わず苦笑してしまったのが、私の前回の出産時の帝王切開跡について。
実はうちの娘ときたら、生まれてからも看護婦さんに「起きているのを見た事がありません」というくらい寝てばっかりで、母親として夜中に寝られなくて困った、なんていう事はほとんど記憶に無いといような奇跡のお子様(笑)
そんな子なので、お腹の中でもたぶん…寝ていたんでしょう(笑)
予定日を2週間過ぎても生まれてこなかったので、最後はとても大変でした。
結局陣痛促進剤もフルコースで使い、ようやくあと3時間くらいで生まれるか?という所になって人工的に破水させたところ、「お腹の中でう○ちをしはじめてしまっているので、万一これが肺に入ってしまった場合、うちの病院では手に負えません」ということで緊急帝王切開とすることに。
(陣痛+手術の痛みのフルコース!)
事前の母親教室で説明を受けていたように、緊急時の手術は10年前当時は「縦切り」が基本。まぁ、横切りと縦切りと選べた所で、「外側は横に切りますが、中は筋肉に沿って縦に切ります」とか言われた日には、手術モノは怖くて耐えられないというか弱い管理人(笑)、「分かりやすく縦でいいです」とか言っていたに決まっていたのですが。
そんなこんなで私のお腹には、縦切りな手術の跡があります。
が。モロッコでお世話になっている先生には、これが驚きだったようで。
彼はフランスで仕事をした後、去年からモロッコで開業した先生なのですが、「日本なんていう進んだ国でこれはあり得ない!どうして縦なんだ!基本横でしょう。しかもこの傷跡はどうしたことだ!」と、驚きまくり。
もちろん私も、交通事故で顔面に大きな裂傷を負いながら、今では傷跡見えないくらいの丁寧な手術をモロッコでしてもらっていますから、その驚きはなんとなく理解できるのですけれども(苦笑)何もそこまで驚かなくても、というくらい驚いていて、こちらが困りました。
いや、先生、実はね、そこが傷跡だってわからなくて、なんかかゆいなぁとおもって掻いてたら傷跡がきれいにならなくてね…それはだからつまりその、患者のせいなんですよね…とはもちろん言い出せませんでした(苦笑)
(日本の病院の名誉のために言えば、掻かなかった所はきれいにまっすぐでございます。)
そのようにモロッコは、外科の手術の腕前はなかなかなのですが、内科関連とか脳とか、「見えない所」の判断とかは不得意そう。
出産時についても、まだまだお母さんや子供が死んでしまったりという事が全体としては多いので(無医村等の状況も含めてですけれども)、前回の出産でギリギリのタイミングでトラブルに遭遇した管理人としては、今回もやっぱり帰国しての出産の道を選びました。
ちなみにモロッコの場合、帝王切開は全身麻酔で行われるのだそうです。
モロッコで全身麻酔というのも、なんだか目が覚めなさそうでコワいと思うのでありました。
もっとも、日本の産科不足状態もかなり不安に思われる問題。
本当に怖いのはどちらでしょうね?!
by mayoikata
| 2009-04-20 16:42
| 出産&育児生活