恐竜の足跡化石への旅１

週末、仕事も兼ねて春らんまんのモロッコを満喫すべく、日帰りの旅出発〜！
今回は我が家の家族３人に、お友達のヌハさんちの息子アリちゃん、会社のスタッフの総勢５名。
行き先は、たまには子供達にわくわくしてもらおうではないかという事で、イミン・イフリ（ベルベル語で洞窟の門という意味）へ。

ここの山の中では岩盤に恐竜の足跡化石が露出しており、太古のロマンにひたる事ができるのですね〜。化石好きの管理人としては、ここからさらに山奥に道を進めた所にあるアイト・ブグメズという所にある、それこそ恐竜がしっぽをうねらせた跡まで見えてしまうような、本格的な化石が見られる所の方が好きなのですが、とても日帰りでは訪ねられないので、簡単、かついろいろ見られるこちらの方へ。
アリちゃんなど、なんと朝６時に起きて「恐竜が見られる！」と楽しみにしてくれていたようです。
みんなでお弁当を持って、いざ山奥へ出発！

道中、それはそれは春らしい風景に、一同「わぁ〜！きれい！」を連発しながら、まだ白い雪の残る山を目指して道を進めます。






イミン・イフリには、マラケシュからだいたい２時間くらいで到着。
そのまま恐竜の足跡のある方面を目指して車を進めつつ、ピクニックにちょうど良い所を探します。恐竜の足跡はお昼の後のお楽しみにとっておいて〜、という事で、自作の「お腹が空いた」歌をぎゃおぎゃお歌っている子供達のために、川沿いでお弁当を開きました。
が。そんな時の子供達といえば、毎回遊ぶ事に夢中で、なんのかんのと理由をつけては食べません。今回もやっぱりまた同じパターンで、食べるは親ばかりなり（苦笑）

恐竜は？恐竜は？とうるさいので（苦笑）せっかく作ったお弁当もそこそこに、また足跡の所へと向かいました。

しばらく来ていなかった間に、この恐竜の足跡についてはなんと大きな看板までできており、その周りには近所の子供達がわさわさ（苦笑）
なんでもガイドしてくれるのだそうで。
いらないなぁと思ったのですが、まぁひとまず勝手にガイドしはじめてくれてしまったので、ぞろぞろとみんなで足跡に向かって移動。するとまぁ、自分で来た時には気がつかなかった足跡がざくざく！

残念な事に、なんとなくチョークで縁取られていたりしていたものもありましたが（苦笑）、３本指がくっきりと分かるタイプの物や、草食恐竜の楕円系の足跡がつながった物など、大きなものから、「これはビミョ〜？」なものまで、とにかくいろいろな種類の足跡を一度に見る事ができて楽しかったです。
…もっとも、「恐竜恐竜」とうるさかった子供達の方は、どちらかというとガイドの子供達や田舎の小さな小川とたわむれる事の方が楽しかったみたいで（苦笑）ほとんど興味なし！
棒っきれを振り回して遊んでおしまいではありませんか〜！
おおお〜、と喜んでいたのはむしろ大人の方、という「恐竜の足跡」化石でありました。

この後、もう一度場所を移して、今度はガイドの子供達が一人もいないエリアで「大人の宝探し」をスタート。ただただ平らな地層を相手に目をこらして足跡らしきものを探すのですが、そこはやはりモロッコ人。
我がダンナが、一つだけではありましたが、大きな３本指の足跡化石を発見！
誰かに教えられて「ただ見た」だけではないので、むしろたった一つのその発見の方に大喜びしてしまいました。