2010年 11月 20日
犠牲祭の日
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今年の犠牲祭は、3家族分で3頭の羊をさばいた我が家でした。
うちの旦那の実家では、いつも前日にヤギをさばいて、前日からお肉祭り状態。もっともこれは犠牲祭に限った事でなく、何人かの兄弟達が実家に帰るとなったら、いつもお義母さんがそのように迎えてくれているという事が理由です。
そして毎回このヤギ肉も、全部我が家で食べるのではなく、ご近所の家庭にもお裾分け。
ベルベル人は、羊よりも「ヤギ肉の方が好き」という人がけっこう多いかもしれません。(特にタジンにおいて)
気になるヤギ肉のお味ですが、羊よりもプリプリ感があって、多少モロッコの羊より臭うかな、という所ですが、日本の羊より臭いという事はありません。
そして旦那の実家エリア(旦那曰く南部モロッコのベルベル人ほぼ全体という事ですが)では、肉を切ったり、串焼きにしたり、それを配ったりするのは「男性」のお仕事。
女性はタジンとかクスクスの準備はしますが、“焼き肉”の準備は、男性がするんですね〜。
なので、女性もちょっと一息つく事ができちゃいます。
…そもそも何にもできないガイジン妻は、フルでリラックスモード(苦笑)
まぁ、何もできなさすぎて逆に申し訳なく。
結局井戸に水汲みに出かけたりする重労働でお手伝いです。
そんなこんなで田舎村の犠牲祭当日は、お昼過ぎに早速お肉をいただく事からはじまります。
都会では、やっぱり1日置いてから食べるようなのですが、田舎村では、さばいた後2時間くらいでレッツゴー!(笑)家々の煙突から、焼き肉においが漂うのでした。
モロッコ各地にお住まいの皆さん、皆さんの地域ではいかがですか?
実家はこんな風景の田舎です。もうすぐ雪の季節がやってきます。
by mayoikata
| 2010-11-20 03:19
| お祭り・イベント